ボリュームコントローラーにもなる!幅広い応用が期待
この新しい技術の利点は、その幅広い応用性にあります。
例えば研究チームは同様の方法で、キーボードの他にメディアプレイヤーの紙ボリュームコントローラーを作成しています。
映像にあるように、印字されたキーをなぞったり押したりするだけで簡単にボリューム操作ができていますね。
また、研究チームによるとこれらの紙デバイスは製造コストが低く、1つあたり0.25ドル(約26円)未満で作成できます。
さらに使用された紙は環境に優しくリサイクル可能であり、ダンボールや他の紙素材にも適用できるのです。
これはつまり、新技術が様々な分野で役立つ「使い捨てデバイス」の可能性を秘めていることになるでしょう。
この点、マルチネス氏は現段階でパッケージへの利用に注目しています。彼によると、「食品包装をタップすることで食品情報を表示」させたり、「自宅に届いた荷物をタッチしてサイン」したりなど、生活をより便利にできるとのこと。
他にも様々な応用が考えられます。電子機器の普及によりペーパーレスの時代が到来していますが、今度はデバイスとしてのペーパー利用が増加するかもしれませんね。