ドラゴンドローン
ドラゴンドローン / Credit:東京大学 JSK
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東大が開発した「ドラゴンドローン」の動きがスゴイ

2020.09.19 Saturday

ドローンは近年急激な広まりを見せており、工場作業や農作業、点検・監視、ビデオ撮影などに利用されています。

それぞれのシーンに対応した多種多様なドローンが発明されるなかで、日本・東京大学の情報システム工学研究室のMoju Zhao氏ら研究チームは、龍のように空中を浮遊するドラゴンドローン」を開発していました。

複数のモジュールが連結して稼働するドラゴンドローンは狭く複雑な建物内への侵入が可能であり、小型ドローンには難しい作業が可能かもしれません。

東京大学 JSK http://www.jsk.t.u-tokyo.ac.jp/research/multilink-j.html

龍のように浮遊するドローン「DRAGON」

DRAGON
DRAGON / Credit:東京大学 JSK

「DRAGON」と名付けられたドローンは龍のような見た目をしており、空中で移動・静止・変形できるユニークなマシンです。

1つのモジュールにはそれぞれ2つのダクテッドファン(円筒の中でプロペラ状のファンが回転する推進器)が付いています。

このファンは自在に動くようになっており、向きを制御することでモジュールを特定の位置まで移動させられます。

DRAGON
DRAGON / Credit:東京大学 JSK

通常のドローンであれば1つのモジュールのみで完結しているのですが、DRAGONは複数のモジュールが連結されており、特殊な仕方で活用できます。

またそれぞれのモジュールにはバッテリーが積まれており、開発当時(2018年)では3分間の飛行が可能でした。

連結されたドローンは非常に稀であるため、DRAGONが浮遊している光景は見ている人に不思議な感覚を与えるでしょう。「まるで生き物のようだ」と感じる人もいるかもしれません。

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