親鳥はヒナのうんちを食べていた⁈
出されたフンは、親が巣から遠く離れた場所まで運んで捨てているのですが、そのまま食べてしまうこともあります。
この行動について、マーフィー博士は「ヒナは食べたものを完全に消化できていないので、フンの中には水分や栄養が詰まっており、れっきとした栄養源になるから」と説明します。
確かに、親鳥はヒナの世話で忙しいので、自分の食料を探している暇はありません。そうなると、ヒナのフンを一食にカウントしてしまうのが得策なのでしょう。
一方で、マーフィー博士は「捨てるフンと食べるフンをどうやって選別しているかはよく分からない」と話します。
もしかしたら、口で加えたときに「これは栄養になる」とか「とても食べられたものじゃない」とかを瞬時に判断しているのかもしれません。
鳥の世界でも育児は大変です。