巣の中にフンをしない理由とは
鳥の中には糞嚢を持たない種もたくさんいますが、それでも巣をフンまみれにすることはありません。
例えば、「ミサゴ(英: osprey)」というタカ目の鳥は、ヒナが自らお尻を巣の外に突き出して、勢いよくうんちをピュッと飛ばします。
ヒナにとって、巣の外はすべてトイレというわけです。
それから巣を清潔に保つ理由について、マーフィー博士は「天敵に襲われないため」といいます。巣をフンまみれにしておくと、臭いからヒナの居場所がバレてしまいます。
見つかってしまうと、ヒナが助かる見込みはありません。また、巣を清潔にしておくことで、フンの中の有害な細菌からヒナが病気なるのを防いでいます。
ヒナを立派な成鳥に育てるには、うんちのお世話がとても大切なのです。