足を速くしたいなら”お尻”を鍛えるべき
この結果について、フォランド氏は「大臀筋の筋肉量が増えれば、ランナーは推進するためのパワーをより多く生み出すことができる」と説明します。
その上で、「短距離走はこれまで、走りの技術や心理、栄養面など多くの要因がタイム差に表れると考えられていました。しかし、たった一つの筋肉部位が、その原因の半分近くを占めていたのは驚くべきことだ」と続けました。
アスリートでなくとも、お尻と股関節周りを入念に鍛えれば、足が一挙にグンと速くなるかもしれません。

一方で、この結果は男性走者から得られたデータであり、女性にも当てはまるかどうかは不明です。
研究チームは現在、女性スプリンターを対象にした同様の調査を進めています。