一般的な磁場の強さってどのくらい?
磁場は普段私たちの身近に発生しているものです。
しかし、その力は非常にわずかなもので、例えばコンパスの針を北へ向ける地磁気は0.3~0.5ガウスほど、100均などで売られている強力磁石だと1400ガウス~2500ガウス程度で、医療現場で使われている核磁気共鳴画像(MRI)の使用する磁場は約1テスラ(1万ガウス)が一般的です。
ちなみに磁場の単位にガウスとテスラがでてきますが、正確にはどちらも磁束密度を表す単位で、単位面積当たりの磁束(磁界の強さ)を表します。
時代とともに使われる単位が変わってきたのですが、10000ガウスが1テスラに相当します。
今まで実験室で生成された最大の磁場は、レーザーを使用した方法で約1200テスラ(1キロテスラ強)です。
1200テスラを発生させた実験の様子が動画で公開されていますが、キロテスラレベルでも、かなり強力な磁場であることがわかります。
しかし、新たな研究ではそれを3桁も上回るメガテスラ(100万テスラ)レベルの磁場生成が実現できるというのです。