子供連れだったが、帰りにはいなくなっていた
往路の中には、いくつか小さな子供の足跡が残されていました。研究者はこの痕跡から、スーパーマーケットなどで子供抱える疲れた母親の姿が連想されるといいます。
この人物は2歳未満の子供を抱えていたと思われ、時折降ろして抱き直したり、地面に立たせて小休憩をとっていたようです。
足跡の3Dスキャン画像の分析からも、この事実は伺えます。
足跡は片側に負荷がかかったような独特の湾曲した形状を残しています。これはなにか重いものを抱えて歩いていたために作られた痕跡で、その荷物はおそらく子供だったのでしょう。
しかし、数時間後にこの人物が戻ってきた帰路には、定期的な子供の足跡も、何かを抱えるような痕跡も残っていませんでした。