水中にダイブして幼虫を引き上げる
ゴジラ蜂は、水生植物の裏に生息する幼虫を探し、発見すると水中に潜って攻撃します。数秒間なら水中に潜ることができ、その間に幼虫を仕留めて水上に引っ張り出します。
そして、体内に産卵して幼虫を孵化させ、わが子の生き餌にするのです。
こちらがその様子を捉えた実験動画。
水生植物を浮かべたケースにメスのゴジラ蜂を入れ、同時に「ヒメマダラミズメイガ」の幼虫を隠してあります。ハチは植物の上を歩き、触覚を使って探索します。
幼虫を見つけると、水面からすばやく引っ張り出して、産卵管を突き刺し、体内に産卵しました。場合によっては、幼虫を引きずり出すために潜水もします。
大きく湾曲した足先はこのために発達しており、水中に入って幼虫をつかみ、引き上げるのに有効です。