「ゴジラ」と命名した理由とは?
論文著者のホセ・フェルナンデス・トリアーナ博士(カナダ国立昆虫コレクション)は「本種に”ゴジラ”の名前を冠したのには深い理由がある」と話します。
「第一に、日本の怪獣として、1954年公開の映画『ゴジラ』が浮かびました。ゴジラはその後、多くのリメイク作品が作られ、日本の大衆文化の象徴としてアイコン化されており、私も敬意を表しています」
「第二に、ハチの習性がゴジラに似ている点です。水中から姿を現す姿は、まるで映画の中でゴジラが海面から出現する様に似ていました」
「そして第三に、ゴジラには”モスラ”という蛾の怪獣が登場します。新種のハチが幼虫を襲う姿が、モスラと戦うゴジラと重なったのです。こうした生物学的、行動学的、文化的な理由から、この名前が適当だと考えました」と話しています。
やはりゴジラは怪獣界のスターとして世界的な影響力も大きいようです。