オオタカからヒントを得た「モーフィング翼」
オオタカは、障害物の多い森の中でも自由に高速飛行できる猛禽類です。
そして同研究チームのエンリコ・アジャニック氏はオオタカについて次のように述べています。
「オオタカは、森で狩りをするときの急速な方向転換、開けた地形で獲物を追うときの高速飛行、エネルギーを節約するための高効率な滑空など、目的に合わせて翼と尾翼を変形させます」
このオオタカの飛行方法に着目した研究チームは、オオタカの翼と尾の構造を模した「モーフィング翼」を設計することにしました。
モーフィング翼とは「滑らかに形状を変形させる翼」のことであり、状況に応じて翼の向きや形、幅、面積を微調整します。