見た顔を忘れない「スーパーレコグナイザー」とは?
あなたは1度会っただけの相手の顔を覚えておくことができるでしょうか?
ほとんどの人は「やあ、久しぶり」なんて声を掛けられても、「えっと、誰だっけ…」となってしまうのではないでしょうか。
これは結構気まずいものですが無理もない話で、一般の人は会った相手の20%程度しか顔を覚えておくことができないと言われています。
しかし、スーパーレコグナイザーと呼ばれる人たちは80%近い顔を覚えておくことができるとされていて、さらにはその記憶が数年以上も持続します。
成長や老化、ファッションや化粧の仕方で会ったときと見た目が変化していても、スーパーレコグナイザーは出会った相手を見分けることができます。
この特殊な能力を持つスーパーレコグナイザーの存在は、指名手配犯の捜査員として有利な能力と認識されていて、実際イギリスの警察では、犯罪捜査のためにスーパーレコグナイザーを採用したという報告もあるのこと。
ただ、スーパーレコグナイザーは非常に希少な人たちで、人口の2~3%程度しか存在しないと言われています。
そのため、彼らがどのように人の顔をよく記憶しているのか、その科学的なメカニズムは解明されていません。
この研究では、まず世の中からスーパーレコグナイザーを見つけ出すことが急務なのです。