顔の認識能力は遺伝で決定される
このテストであまりに低いスコアを出してしまった人がいた場合、それを改善することは難しいと言われています。
他の研究による調査では、顔画像の比較を改善するために設計された短期のトレーニングはあまり効果がないと示されています。
空港でパスポートを確認する担当者と一般人の顔認識能力を比較した研究もありますが、そちらでも人の顔をよく見る職業だからといって優位な差が認められなかったという報告があります。
どうも人の顔を認識する能力は、生まれ持ってのもので訓練や慣れによって向上することはないというのが、現在の研究者たちの認識です。
今回の研究を率いたジェイムズ・ダン氏は「顔の認識はIQと同様に大部分は遺伝的に決定されているようだ」と語っています。
こうなるとますます顔の記憶・照合能力の高いスーパーレコグナイザーは貴重な存在になるかもしれません。
今回の研究ではスーパーレコグナイザーが、自身の能力について過小評価している場合が多いと述べています。
ひょっとしたら、非常に貴重な能力を持っているのに、気づいていない人がいるかもしれません。
自分は人の顔を覚えるのが得意だ、と思っている人はぜひ1度自分がスーパーレコグナイザーかどうか調べてみましょう。
特殊捜査員など思わぬ職業にありつけるかもしれません。
お疲れ様です。記事を拝読させて頂きました。有り難うございました。このタイプの中に私も入るのではないかと、改めて想いました。これまで、自分では全く気にも留めていない中で特別意識してる訳でもないのですが、初めて見る人の顔を何故か覚えている事が多く、実証してみたいのですが今時、パソコンを所有しておらず残念です。