同族同士の撃ち合いは殺し合いになった
他の多くの生き物同様、テッポウエビも縄張りを持ち、所有権をかけた戦いを起こします。
発見、対峙、威嚇とエスカレートしていく抗争が、実力行使に発展すると互いに腕に仕込んだ最大の武器を持ちだします。
そこから発射されるのはプラズマを生じさせるほどの強力な衝撃波砲。
そんな当たったらタダでは済まないものを撃ち合うのですから、テッポウエビの縄張り争いには必然的に死者がでます。
「動物の世界では争いが起きても殺し合いにまでは発展しない」
そんな言葉は、テッポウエビには通じません。
縄張り争いで互いに最初に狙うのは相手の武器です。
武器の潰し合いに勝利すると、次に攻撃は相手の本体に向かい…。
攻撃は相手が死ぬか気絶するまで執拗に続き、最終的に勝者は敗者の肉を食べてしまいます。