「指パッチン」で4400℃のプラズマ衝撃波を発生させる"テッポウエビ"
「指パッチン」で4400℃のプラズマ衝撃波を発生させる"テッポウエビ" / Credit:Wikipedia
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「指パッチン」で4400℃のプラズマ衝撃波を発生させる”テッポウエビ” (4/4)

2020.12.17 Thursday

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地球内生命体から学んだ技術

水圧の変化で膨れ上がった水泡が押し潰されて消滅する瞬間、特異点が生じプラズマが生成される
水圧の変化で膨れ上がった水泡が押し潰されて消滅する瞬間、特異点が生じプラズマが生成される / Credit:Science Advances

テッポウエビから学んだ技術は、様々な分野で応用が可能です。

例えば、野生のテッポウエビは硬いサンゴ礁を衝撃波砲で採掘してに巣穴を作ることが知られていますが、同様の仕組みを大規模に運用すれば、水中の岩盤を砕きトンネルを掘ることが可能になります。

また水などの液中でのプラズマ生成は極めて反応速度が速い「新しい反応場」として利用が可能であり、水溶性カーボンナノチューブなど次世代の新素材の生成に応用が可能です。

人類の技術は地球圏を超えて遠い小惑星を採掘して帰還するまでにも発達しましたが、まだまだ、地球内生命体から学ぶことは多そうですね。

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