鳥を感知し、プロペラを停止させるスマートカメラシステム
新しく開発されたスマートカメラシステムは、鳥の接近を感知でき、風力タービン(プロペラ)を停止させることができます。
鳥の感知を可能にしているのは、頭部に取り付けられた8つの広視野カメラです。これにより、周囲の映像を絶えず監視しているのです。
しかし、鳥以外にも、雲、牛、車、人、飛行機など移動するものはたくさんあります。
そこでIdentiFlightテクノロジーは、「マスキング」アルゴリズムが採用。鳥に近い動きだけを自動的に判断し、その他は無視することができるのです。
その後、取得したデータは基地局に転送され、鳥の飛行経路を分析。関連する風力発電のプロペラを停止させるかどうか判断します。
ちなみに分析できる情報は、3次元位置情報、速度、軌道、保護すべき対象種などであり、1km離れた場所を飛んでいる鳥でも数秒以内に分析結果を出せるとのこと。