大型種の子供が中型種の位置を独占していた
なぜ大型の捕食者がいる地域で中型の肉食恐竜が存在しなかったのか?
謎を解く鍵となったのは、大型種の子どもでした。
研究者たちが、卵からうまれた大型種の子どもの毎年の生存率を予測した結果、成長中の大型種の子どもが、まるで地域全体の中型種のように振る舞うことを発見したのです。
論文の第一著者であるシュローダー氏はこの発見について「大型肉食恐竜のいる生態系は、彼らの若者でいっぱいだった」と述べています。
これらの見解は、大型の肉食恐竜が反映している地域では、大型種の若者たちが生態系のかなりの部分を占めており、独立した中型種の参入が絶望的であったことを示します。