脳と腸をつなぐ橋渡し物質の解明
今回の研究により、心理的なストレスが腸内環境の異常を引き起こす直接的な仕組みが明らかになりました。
心理的なストレスはαディフェンシンの分泌量減少につながり、腸内細菌嚢の乱れや毒素の蓄積、腸内代謝物の恒常性の乱れを引き起こしていました。
これまで過敏性腸症候群をはじめとして様々なストレスと腸内環境の研究がなされてきましたが、αディフェンシンの減少は、それら多くの関係の基礎となっている可能性もあります。
研究者たちは今後、αディフェンシンを介した脳と腸の関係の解明を進め、より詳しいメカニズムを調べていくとのことです。
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