人間の寿命を決定する2つの要素
研究には、イギリスの長期大規模バイオバンク研究「UKB」(被験者数471,473、年齢範囲39~73)と、アメリカの国民健康栄養調査「NHANES」(被験者数72,925、年齢範囲1~85)のデータセットが用いられました。
そしてこれらを人工知能システムで分析し、人間の寿命に関与する2つの重要な要素を発見しました。
1つ目は、ストレスやライフスタイル、病気に関連する「生物学的年齢」。
この要因は従来の理解と一致しています。
ストレスをなくし健康的な生活を送ると、人間の寿命は延びるのです。
そして今回のポイントになるのが、2つ目の要素である「回復力」です。
これは、1つ目の要素の生物学的年齢がどれだけ早く正常に戻るかを示すものです。