超新星爆発の衝撃波の速度
14年に渡る観測で、このガスの衝突部分の移動は最大で秒速5000km、もっとも遅い部分でも秒速1000kmという速度だったことがわかりました。
しかし、これはガスと衝突することで超新星残骸が減速した状態でこの速度ということです。
このガスの壁は、爆心地から約75光年離れた距離にあり、そこまでの移動を考えた場合、衝撃波の平均移動速度は秒速1万3000kmになります。
衝突しているのは、超新星爆発の直前までコアで作られていたネオンやマグネシウムと考えられています。
超新星爆発でどのようなことが起きるのか、まだ完全にはわかっていません。
ここに見られる高速で移動する残骸の起源も、正確には星のどこから来ているものかはまだわからないのです。
しかし、さまざまな時間軸で、超新星爆発を検していくことで、天文学者はそこで起きた出来事のパズルを組み立てようとしています。
タイトルを一部修正して再送しております。