超音波による気泡が薬を細胞に押し込む
1995年、MITの科学者たちは、超音波が薬の皮膚通過に役立つことを初めて発見しました。
超音波が液体を通過すると、小さな気泡が発生。
そしてこの気泡が破裂するときに、薬を細胞に押し込むことができるのです。
それから約20年後、シェルハンマー氏ら研究チームはこの発見を前進させました。
2種類の超音波ビームを同時に皮膚に当てることで、吸収効率をさらに向上させたのです。
では、皮膚以外にも超音波を利用できるでしょうか?
彼らが次に挑戦したのは、消化管への応用です。