似た者同士が隣に座るとさらに友情が作られやすい

今回の研究では、隣の席に座る生徒の、自分との類似性についても記録されました。
類似性の尺度として選ばれたのは、性別・成績・民族などの要素でした。
結果、似た者同士が隣の席に座ると、似ていない者同士に比べて遥かに友情を形成しやすいことが判明しました。
似た者同士は潜在的に友達になれる確率が高いため、隣の席というキッカケを与えることで、一気に友達になったようです。
一方、似ていない者同士であっても、隣の席に座ることが友情形成に与える影響は有意であることが示されます。
性別が異なる場合や成績が大きく異なる場合、民族が異なる場合でも、隣に座った生徒は、友人ベスト5に選ばれる確率が大幅に増えていたからです。