二足歩行ロボットとドローンの融合
従来の二足歩行ロボットは、人間のような動きによってある程度複雑な地形に対応できますが、非常に複雑で荒れた地形ではバランスを保てず無力です。
一方、空を飛ぶドローンは、荒地の上を簡単に移動できますが、エネルギー消費が大きく積載量も限られています。
そこでチームは、二足歩行ロボットとドローンのギャップを埋めることを目的として、空飛ぶ二足歩行ロボット「LEONARDO」を開発しました。
LEONARDOは、一般的な二足歩行ロボットにプロペラが追加された形となっています。
これにより飛行と歩行の両方が可能になっただけでなく、両方の機能を同時に働かせて、バランスをとりながら歩けるようになりました。
ジョー・チョン氏によると、「LEONARDOの開発は、鳥からインスピレーションを得た」とのこと。
鳥は飛行から歩行に移行する際に各部位が複雑な仕方で機能し、優れたバランス能力を発揮します。
そしてチームは、LEONARDOに飛行と歩行の中間の動きを習得させることで、両者にはない驚異的なバランス性能を与えることに成功しました。