モノコプターは使い捨て任務にピッタリ!?
モノコプター「F-SAM」の総重量はわずか69gとなっています。
また柔軟な回転翼は今回特別に製作されたものですが、その他の部品は安価な既製品で成り立っています。
非常にシンプルな構造なので、同サイズの飛行ロボットと比べてはるかに低コストです。
その中には小さな制御装置も含まれており、モノコプターを任意の位置座標に移動させることも可能。
こうした要素から研究チームは、「新しいモノコプターは使い捨ての情報収集任務に最適かもしれない」と述べています。
例えばGPSを装着し、空中を浮遊しながら気象データを収集できます。
飛行機を使ってモノコプターを上空からばらまけば、後は空中に留まったり、任意の場所に移動したりしてデータを集めてくれるでしょう。
また回転翼が柔らかいため、モノコプターをコンパクトに折りたたむことが可能。
将来的には、折りたたんだモノコプターを弾丸のように射出して、空中で展開させられるようです。
現在チームは、「少ない労力でより多くを行う」ことに焦点を当てており、飛行ロボットの改良を続ける予定です。