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毎日の日光で集中力が変わる / Credit:Canva
health

”毎日の日光”が認知機能を向上させ、ミスを減らす

2026.01.20 06:30:05 Tuesday

日光が身体に良いことはよく知られていますが、それは私たちの認知機能にも影響があるのでしょうか。

たとえば、仕事中の集中力や反応の速さ、うっかりミスの多さに、日中の光の浴び方は関係しているのでしょうか。

この疑問に真正面から挑んだのが、イギリスのマンチェスター大学(University of Manchester)の研究チームです。

研究者たちは、実験室ではなく日常生活そのものを舞台に、日光を含む光環境と認知機能の関係を詳細に調べました。

この研究成果は、2025年12月16日付の『Communications Psychology』に掲載されています。

Everyday sunlight changes your brain’s focus, speed and alertness https://newatlas.com/learning-memory/speed-focus-sunlight-exposure/
Relationships between light exposure and aspects of cognitive function in everyday life https://doi.org/10.1038/s44271-025-00373-9

日光浴を増やすと認知機能が向上する

これまでの研究では、明るいを浴びると眠気が減り反応が速くなることが、主に管理された実験室の環境で示されてきました。

しかし、私たちが実際に生活している環境では、光は常に一定ではなく、屋外と屋内の移動や天候、時間帯、人工照明の影響を受けて刻々と変化します。

研究チームは、こうした現実の光環境の中でも、光がの働きに意味のある影響を及ぼしているのかを確かめることを目的としました。

そのために研究者たちは、夜勤や時差ボケなどの大きな生活リズムの乱れがない英国の成人58人を対象に、7日間の調査を行いました。

参加者は手首に装着したセンサーを用いて、日中から夜間まで連続的に光曝露を記録。

このセンサーは単なる明るさではなく、体内時計や眠気に強く働きかける種類の光の強さを測定できるように作られています。

同時に参加者は、スマートフォンアプリを使って、日常生活の中で繰り返し認知課題に取り組みました。

具体的には、注意力を測る反応課題、ワーキングメモリ課題、視覚探索課題などが実施され、主観的な眠気についても調査しました。

さらに41人の参加者は実験室にも参加し、瞳孔反応などを通じて、光への生理的な感受性も測定されています。

これらのデータを組み合わせることで、研究者たちは日常の光環境と脳の働きの関係を多角的に分析しました。

そして解析の結果、日常生活における光の浴び方と、眠気や反応速度、注意力との間に明確な関連が見られました。

特に、直近の明るい光や、日中全体の光環境が重要であることが示されました。

詳細な点は次項で詳しく見てみましょう。

次ページ認知テスト前に日光を浴びると集中力が増す

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