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Credit: canva
psychology

ストレス度の高いカップルほど「絆が深まる方法」が判明

2026.02.17 07:00:55 Tuesday

仕事、私生活、将来への不安。

現代のカップルは、慢性的なストレスと隣り合わせで生きています。

「ストレスが増えると関係は壊れやすくなる」というのは直感的に理解できますが、もし逆に、ストレスが高いときほど“効く”関係強化法があるとしたらどうでしょうか。

米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)の研究によって、強いストレスに直面しているカップルほど効果を発揮する可能性のある心理的プロセスが明らかになりました。

その鍵となるのが「2人で楽しみや幸せをかみしめる習慣(joint savoring)」です。

研究の詳細は2025年12月11日付で学術誌『Contemporary Family Therapy』に掲載されています。

Stressed couples may benefit most from ‘joint savoring,’ new research suggests https://phys.org/news/2026-02-stressed-couples-benefit-joint-savoring.html
Joint Savoring in Romantic Relationships: Correlates and Protective Effects https://doi.org/10.1007/s10591-025-09769-5

2人で「良い体験を味わう」という行為

心理学における「セイバリング(savoring)」とは、ポジティブな体験に意識的に注意を向け、それをゆっくり味わう心理的プロセスを指します。

過去の楽しい思い出を振り返ること、今この瞬間の幸福感に集中すること、将来の楽しみを思い描くことなどが含まれます。

これまでの研究では、セイバリングは個人の幸福感やメンタルヘルスに良い影響を与えることが示されてきました。

しかし今回の研究は、それを「恋愛パートナーと一緒に行う行為」として捉え直しました。

研究では、全米の成人589人を対象にオンライン調査を実施。

参加者の多くは既婚者で、平均年齢は約39歳です。

パートナー本人は参加していませんが、回答者が「自分とパートナーがどの程度、関係の中でのポジティブな体験を一緒に味わっているか」を評価しました。

例えば、

・2人で過去の楽しい出来事を語り合う

・一緒にいる今この時間を意識的に楽しむ

・将来の予定について期待を共有する

といった行為が含まれます。

さらに研究では、関係満足度、コミュニケーション上の葛藤、関係が続くという確信、心理的苦痛、生活の質、知覚ストレスなども測定しました。

次ページストレスが高いときこそ効果を発揮する

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