体力は感情の「揺れ幅」に関わっている
怒りや不安は誰にでも生じる自然な感情です。
しかしそれが慢性的に高い状態になると、心血管疾患や睡眠障害、生活の質の低下と関連することが知られています。
不安障害では怒り発作が併発することもあり、感情の調整は個人の問題を超えて公衆衛生上の重要な課題になっています。
これまでの研究では、運動が不安症状を軽減することや、身体活動がストレス耐性を高めることが報告されてきました。
ただし多くは「運動をしたかどうか」を扱う研究であり、実際の体力レベルそのものがストレス下の感情反応にどう関わるかは十分に検証されていませんでした。
そこで研究チームが注目したのが「心肺持久力(全身持久力)」です。
これは心臓や肺がどれだけ効率よく酸素を取り込み、全身に送り届けられるかを示す体力指標で、最大酸素摂取量(VO₂max)によって評価されます。
いわば、息が上がるような運動をどれだけ続けられるかを表す能力です。
実験には18〜40歳の健康な男女40人が参加しました。
研究者はVO₂maxを推定式で算出し、参加者を「平均以上の心肺持久力を持つ群」と「平均未満の群」に分類しました。
そのうえで2回の実験セッションを行います。
ある日は日用品などの中性画像を、別の日は事故や暴力場面などの不快画像を30分間提示しました。
画像を見る前後で、状態不安と状態怒りを測定し、さらに日常的な不安傾向や怒り傾向も評価しています。
この実験の結果、まず確認されたのは、不快画像は確実に感情を高めるということでした。
参加者全体で見ると、不快画像の後には不安も怒りも有意に増加しました。
一方、中性画像ではほとんど変化は見られませんでした。
そして重要なのは、心肺持久力による違いです。
心肺持久力が低い群では、不快画像後の不安と怒りの増加が、高い群よりも大きかったのです。
特に不安については、低体力群では「中程度」から「高水準」の不安に移行する確率が、高体力群よりも約8倍高いという統計結果が示されました。
この違いについて、より詳細な点を次項で見ていきます。




























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