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睡眠・運動・食事を少しずつ改善するだけで健康になれる / Credit:Canva
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睡眠・運動・食事を「同時に」「ほんの少し」改善するだけで心血管疾患リスクが低下

2026.03.25 06:30:14 Wednesday

より健康でありたいものの、自分の生活習慣を大きく変化させることは簡単ではありません。

オーストラリアのシドニー大学(University of Sydney)などの研究チームは、約5万3000人を8年間追跡し、睡眠・運動・食事をまとめて分析

その結果、これらを少しずつ同時に改善するだけで、心筋梗塞や心不全、脳卒中といった重大な心血管イベントのリスク低下につながる可能性を示しました。

この研究は2026年3月23日付で、『European Journal of Preventive Cardiology』に掲載されています。

Combining small changes to sleep, diet, and exercise could be key to reducing heart attack and stroke risk https://www.eurekalert.org/news-releases/1120962
Combined variations in sleep, physical activity, and nutrition and the risk of major adverse cardiovascular events https://doi.org/10.1093/eurjpc/zwag141

睡眠・運動・食事を少しずつ改善するだけで心血管疾患のリスクが10%下がる

これまで健康に関する研究では、睡眠、運動、食事は別々に調べられることが多くありました。

たしかに、それぞれが健康に関わることはよく知られています。

ですが実際の生活では、これらは切り離せません。

そこで研究チームは、こうした生活習慣どうしのつながりに注目し、「3つをまとめて見た方が実態に近いのではないか」と考えました。

今回の研究では、イギリスの大規模研究UKバイオバンクの参加者5万3242人が対象です。

追跡期間は約8年で、睡眠時間と運動量は、手首に装着するウェアラブル機器から推定されました。

運動として重視されたのは「中〜高強度身体活動」で、早歩きや階段の上り下りなど、日常の中で少し息が上がるような動きも含まれます。

食事については、食品摂取頻度アンケートをもとに食事の質スコアが作られ、野菜、果物、魚、乳製品、全粒穀物、植物油が多く、精製穀物、加工肉、未加工の赤肉、砂糖入り飲料が少ないほど高く評価されました。

そのうえで研究者たちは、こうした生活習慣の組み合わせと、心筋梗塞、心不全、脳卒中などの重大な心血管イベントとの関係を調べました。

分析の結果、睡眠が8.0〜9.4時間、運動が1日42〜104分の範囲にある人たちでは、重大な心血管イベントのリスクが特に低い傾向が見られました。

また、睡眠を11分長くし、運動を4.5分増やし、食事の質を少し改善する(野菜を1日4分の1カップほど増やす程度の変化)だけで、リスクが約10%低くなっていました。

では、なぜこれほど小さな変化でも意味があるのでしょうか。

次ページなぜ「少しずつ同時に」が健康を改善するのか

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