1週間の甘味料で、死んだ脳組織の広がりが大きくなった

脳梗塞の怖さは、詰まっている間だけではありません。血流が戻ったあとに炎症や酸化ストレスの連鎖が起きて、組織がさらに傷むことがあるのです。その引き金になるのは、急に流れ込む酸素と栄養です。
この二度目の傷は「虚血再灌流傷害」と呼ばれ、脳卒中の後の状態を左右する主な要因の一つです。
研究チームは雄のマウス50匹を群に分け、0.1%か0.2%のアスパルテームを溶かした水を7日間自由に飲ませました。人の許容摂取量の上限に近づけた濃度です。
脳梗塞に見立てた処置は、首の動脈を2時間ふさぎ、その後12時間血流を戻すというものです。
甘味料なしのマウスで死んだ脳組織の面積は約24.3%でしたが、0.2%の水を飲んだマウスでは58.6%に広がりました。
生き残った神経細胞は、甘味料を飲んだマウスで少なくなっていました。細胞の崩れが目立ったのは、記憶や思考に関わる大脳皮質と海馬です。



























