深海で見つかった「鼻の大きな」新種のサメ

新種が見つかったのは、インド洋南西部にあるモーリシャスの深い海の中です。
この新種は、ランタンシャークと呼ばれるサメの仲間に属しています。
ランタンシャークは人目に触れない暮らしをしていて、その生き方がほとんど分かっていない謎の多いサメたちです。
今回の新種も、見つかっているのはたった1匹の標本だけで、水深400〜500メートルから網で引き上げられたものです。
以前ナゾロジーではこういう記事も紹介しています(迷宮入りしていた謎の標本から「白眼」を持つ新種の深海ザメを発見!)
新種には「エトモプテルス・ブルボスス(Etmopterus bulbosus)」という学名が付けられました。
名前の由来は、研究者たちが「大きな球根のようにふくらんだ鼻先」と呼ぶ、この新種のとても目立つ顔つきです。
記事で紹介されていた画像はこちら(画像1)
英語での呼び名も「big-nosed lanternshark」、つまり「鼻の大きなランタンシャーク」です。
とはいえ、なぜこの新種の鼻がとりわけ大きいのかという疑問には、いまのところ答えが出ていません。
新種が属するエトモプテルス属には、これまでに43の種が知られています。
これらの種は、体のつくりが似ている近い仲間ごとに「クレード」と呼ばれるまとまりに分けられています。
今回の新種は、その中の「エトモプテルス・プシルス」のクレードに入れられました。
一方で研究者たちは、皮歯(ひし、皮膚にある小さな歯のようなつくり)が集まった部分が大きいことから、「エトモプテルス・セントスス」という別の種にも似ていると指摘しています。
こうして仲間の中での居場所が決まったこの新種ですが、いま話題になっているのは、その体の大きさです。




















