従来の省エネガラスよりも9.5%エネルギー削減できる!カスタマイズも可能
新しい省エネガラスの効果はシミュレーションではっきりと確認されました。
チームは、地球上の7つの気候帯データを用いたシミュレーションを実施。
その結果、省エネガラスは温暖期と冷涼期の両方で省エネ効果を発揮しました。
また中規模オフィスビルにおけるシミュレーションでは、市販の低放射率ガラスに比べて、最大9.5%のエネルギーを削減できると判明。
これは年間で計算すると33万kWhになり、シンガポールの60世帯の1年間の電気量に相当します。
そしてチームは、「季節的な温度変化に関係なくエネルギーを削減できるため、あらゆる気候に適用可能」だと述べました。
さらに省エネガラスのコーティング構造や組成を調整するなら、地域のニーズに合わせて性能をカスタマイズできます。
まさに「どんな気候にも適応する省エネガラス」なのです。
現在、新しい省エネガラスは特許申請中とのこと。
今後チームは、ガラスの省エネ性能をより向上させていく予定です。