Vanarama社が想像するApple Carのデザイン
Vanarama社が想像するApple Carのデザイン / Credit:Vanarama
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音沙汰のなかった「Apple Car」の姿を特許資料から推測する

2021.12.27 Monday

アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするテクノロジー企業「Apple」は、洗練されたデザインの電子機器で有名です。

iPhoneやMacBook、またApple Watchを知らない人などいないでしょう。

そして2014年末、このApple社が電気自動車「Apple Car」を開発しているとの噂が広がりました。

現在に至るまで公式から発表された情報はほとんどありませんが、最近、カリフォルニア州で自動運転技術のテストが実施されたと判明。

いくつかの特許は既に取得されており、イギリスのカーリース会社「Vanarama」はそれらの特許からApple Carのコンセプトデザインを推測しています。

Apple Accelerates Work on Car Project, Aiming for Fully Autonomous Vehicle https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-11-18/apple-accelerates-work-on-car-aims-for-fully-autonomous-vehicle Anticipating the Apple Car: Tech giant’s long-awaited electric vehicle could feature a customisable touchscreen dashboard, swivelling seats and a Siri-like ‘intelligent automated assistant’ https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-10297017/Apple-Car-Concept-art-imagines-tech-giants-vehicle-look-based-patent-filings.html?ns_mchannel=rss&ns_campaign=1490&ito=1490 Auto experts use Apple patents to create interactive 3D model of what the Apple Car might look like https://9to5mac.com/2021/11/10/auto-experts-use-apple-patents-to-create-interactive-3d-model-of-what-the-apple-car-might-look-like/

Apple社の特許からApple Carのコンセプトが徐々に明らかに!

洗練されたデザインになるのか
洗練されたデザインになるのか / Credit:Vanarama

2014年、「あのAppleが電気自動車を開発している」との噂が広がりました。

この情報は、特に自動車業界で大きな話題となり、多くの人々がApple Carの開発に関心を寄せていました。

イギリスのカーリース会社Vanaramaもその1つであり、「Apple Carがどのような姿になるのか、ぜひ見てみたいと思っていました」と語っています。

さて最初の噂から数年が経ち、一部の人々はApple Carの存在さえ忘れてしまったかもしれません。

ではApple Carの開発は現在どうなっているのでしょうか?

Appleが取得した特許、また実施されているテストからすると、Apple Carの開発は着実に進んでいるようです。

ここではAppleが実際に取得した特許とそれを元にVanarama社が想像したデザインをご紹介します。

Vanarama社の想像では、ダッシュボードが全面タッチスクリーンに
Vanarama社の想像では、ダッシュボードが全面タッチスクリーンに / Credit:Vanarama

例えば、ある特許によると、Apple Carのダッシュボードはカスタマイズが可能で、洗練されたデザインのタッチスクリーンが採用される可能性があります。

他のApple製品と同じように直感的な操作が可能になり、空調、サウンド、ドライバー情報などにアクセスできるのでしょう。

Vanarama社が推測したデザインでは、ダッシュボード全体にタッチスクリーンが広がっています。

また他の特許では、Apple Carの珍しい車体構造が明らかになっています。

(上)Appleの特許画像, (下)特許を元にVanarama社が推測したデザイン
(上)Appleの特許画像, (下)特許を元にVanarama社が推測したデザイン / Credit:(上)Apple Inc, (下)Vanarama

後部ドアが従来の向きとは逆になっており、中央のドアピラー(前部ドアと後部ドアを仕切る柱)がないのです。

これにより乗車がより容易でスムーズなものになるでしょう。

さらに、運転席と助手席を回転させて後部座席と向かい合わせにすることもできるようです。

シートを向かい合わせに
シートを向かい合わせに / Credit:Vanarama

加えて最近では、自動運転技術のテストが目撃されています

完全な自動運転システムが搭載されることで、運転から解放されるのかもしれません。

上記のように座席を回転させ、目的地に到着するまで会議したり談笑したりすることが可能なのです。

もちろん、これらのコンセプト画像はすべてVanarama社の想像であり、本物がどのような形で提供されるのかは分かりません。

それでもApple社は、4年以内にApple Carを販売することを目標にしているようです。

将来発表されるApple Carが、私たちの想像を大きく超えることに期待したいですね。

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