そもそも誕生石って誰が決めたの?
上はアメリカの誕生石の以前のバージョンです。12月のタンザナイトをのぞけば、日本もこれがスタンダードでした。では、そもそも誕生石ってどのように始まったのでしょう?
西洋では、1300年ほど前から旧約聖書に書かれたユダヤの高僧が身につけていた12種の石にちなみ、それらの石を各月に身につけていたのだとか。誕生石の原型と言えそうですね。
そんな宗教文化的な習わしでしたが、1912年にアメリカの宝飾協会が石を各月にあてはめて誕生石を公式に制定。複数の国は、それをベースに自国の誕生石を決めています。ただし、その国独自のアレンジが加わるので、日本では3月にサンゴ、5月には翡翠と、古来から宝飾品として愛されてきた2つを入れることもあります。
とはいえ、アメリカが制定したものとはかなり違う誕生石を制定している国も。しかし、今回の日本の誕生石の改定は、4月のモルガナイト以外、2016年にアメリカが改定したものを、ほぼそのまま採用したようです。
どうせ変えるなら、もう少し日本のオリジナリティを盛り込んでもよかったのでは、と思いますが…。