頭部で動かし、口でクリックする「GlassOuse PRO」
健常者は手を使ってマウスを動かし、パソコンを操作しています。
新しく開発されたGlassOuse PROは、頭部装着できる小型マウスなので、手を使うことなく電子機器を操作できます。
メガネのフレームに取り付けるなら、頭部を動かすだけで、電子機器内のマウスポインタを操作可能。
コンパクトなサイズなので、メガネフレーム以外にも、ヘッドホンやキャップなど、装着する対象を自由に変更できます。
状況に合わせてオシャレを楽しんだり、なるべく目立たせない選択が可能だったりするのです。
合計3台の電子機器に同時接続できるため、スマホやノートパソコン、またデスクトップパソコンなど瞬時に切り替えながら操作できます。
またマウスクリックのためのデバイスを、合計8つ接続できます。
歯で噛んで入力するタイプや息を吹きかけるタイプ、他にもボタン型やペダル型など、さまざまなパターンから選べるため、どんな状況の人にも適用できるでしょう。
もちろん、「障がい者用の操作デバイス」というアイデア自体は、そこまで新しいものではありません。
似たようなデバイスを見たことがある人も多いでしょう。
しかし会社設立から現在に至るまでの短い期間で、デバイスが急速に進化している点は評価できます。
進化の秘密は、ターカー氏の次の言葉から理解できます。
「私はいつも同じ質問を投げかけています。
どうすれば親友のケーナ―(マーティー氏)が、より楽に生活を送れるだろうか?」
親友に対するターカー氏の思いが、より便利で実際的なデバイスの開発につながっているのですね。
現在、GlassOuse PROはクラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて支援募集中であり、629ドル(約8万4000円)で入手できます。