ジャンプの下手っぴなカエル
カボチャヒキガエルは、ブラジルの熱帯雨林に生息するコガネガエル属(Brachycephalus)のグループです。
その名の通り、鮮やかなカボチャ色が特徴的で、体は親指の爪に収まるほど小さく、”世界最小級のカエル”と言われています。
そのため、野生下で見つけるのは非常に困難です。
基本的な捕獲方法は、カボチャヒキガエル特有の甲高い鳴き声を聞き分け、声のする辺りの落ち葉をかき集めて、その中を探します。
昨年には、カボチャヒキガエルの新種も記載されました。
さて、研究チームは今回、カボチャヒキガエルの不器用なジャンプの原因を探るべく、高速度カメラを使って、100匹以上の個体のジャンプを記録しました。
その結果、3分の1以上はジャンプ後に空中で回転して、仰向けのまま墜落していたのです。
それがこちら。

映像を分析してみると、彼らは空中で自分の位置や体勢を把握するのが苦手であることがわかりました。
これは一体なぜなのでしょうか?