オリエント急行の伝説を「世界最大の帆船」で体験できる
最近アコー社が発表したのは、オリエント急行の名をもつ巨大帆船「オリエント エクスプレス シレンシーズ」です。
これは世界最大の帆船であり、サイズは220m、総トン数2万2300です。
3つの巨大な帆があり、それぞれの面積は1500m2で、高さ100mのマストに取り付けられます。
アコー社によると、気象条件がそろうなら、これらの巨大な帆だけで船の推進力100%を賄えるようです。
それが難しい場合には、液化天然ガス(LNG)で動作するエンジンに頼ることができます。
そして、オリエント エクスプレス シレンシーズの一番の特徴は、その豪華な内装にあります。
オリエント急行の象徴である「贅沢の神髄、絶対的な快適性、夢」を体現するためにデザインされます。
この特徴は、王族や作家、芸術家、映画スターが楽しんだ「当時の快楽主義」への回帰を告げるものになるのだとか。
現在、内装のイメージは公開されていませんが、2025年に復活する列車「オリエント急行」に負けないほど豪華なつくりになるでしょう。
船内には合計で54室のスイートルームがあり、そのすべてが平均70 m2という広々としたサイズです。
また船内には2つのプール、2つのレストラン、バーが備わる予定です。
そのほかにも劇場や音楽、スパ、瞑想など、現実を忘れるほど豊かな体験ができるようです。
アコー社によると、オリエント エクスプレス シレンシーズは2026年に運航が開始される予定です。
はたして一般人に手が届くのか不明ですが、あと数年で夢のように快適で贅沢な船旅が実現するでしょう。