亡くなる1年前まで「しゃっくり」が止まらなかった
チャールズ・オズボーンは1894年12月18日に米ミズーリ州で生まれ、その後、養豚場で働くようになります。
ところが1922年6月13日、仕事中に突如としてしゃっくりが出始めたのです。
1982年のインタビューで彼はこう話しています。
「屠殺のため、350ポンド(158キロ)もの豚を吊るそうとしたら転んでしまったんだ。
特に痛みは感じなかったが、後で医者に聞くと、そのときに脳の血管が破れた可能性が高いらしい」
それ以来、オズボーンのしゃっくりは止まらなくなってしまいました。
彼を診察したテレンス・アンソニー医師は「転倒による脳の損傷で、しゃっくり反応を抑制するための脳幹の一部が壊れたのではないか」と推測しています。
オズボーンは長距離を旅して何人もの医者を訪ねましたが、結局、しゃっくりを止める方法は見つかりませんでした。
それでも彼は決してユーモアを忘れず、生涯にわたって自身の病気と向き合いました。
普通の人よりも元気な生活を送り、2度の結婚をして、8人の子供をもうけたそうです。
また、しゃっくりを止める代わりに、しゃっくり音を最小限に抑える呼吸法をトレーニングによって習得しました。
そのおかげで、私たちがするような「ヒック、ヒック」という音は出なくなったという。
こうして68年の月日が経った1990年にオズボーンのしゃっくりは始まりの日と同じく、突如として止まりました。
原因はまったく不明のまま、それから1年後の1991年5月にオズボーンは96歳でこの世を去ります。
最後の1年間はしゃっくりとは無縁の穏やかな生活を送れたようです。
オズボーンは平均して1分間に20〜40回のしゃっくりを経験しており、単純計算で一生涯に約4億3000万回のしゃっくりをしたと推定されています。
すごいことを知りました。
えーーーーー!
そんなことが…しゃっくりが止まった1年後に亡くなったということは、しゃっくりに生かされていたのかもしれませんね…
それおいどんも思いまちた