ハレー彗星を発見したエドモンド・ハレーによる1690年の潜水鐘のデザイン
ハレー彗星を発見したエドモンド・ハレーによる1690年の潜水鐘のデザイン / Credit:public domain
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”釣り鐘に空気を貯めて海に潜る”17世紀に実際あった潜水装置「潜水鐘」 (3/3)

2024.07.27 Saturday

前ページ3人ものダイバーが同時に入れる潜水鐘だった?

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今もある潜水鐘と似た潜水方法

現代では、潜水鐘と似た機能を持つ「フーカー潜水」と呼ばれるものが潜水方法が存在しています。

フーカー潜水は、目・鼻・口を同時に覆うマスクに、水上からホースで空気を供給する送気式潜水の一種を指します。

また、このフーカー潜水と同様の潜水方法を使用した、フリーフローヘルメットと呼ばれる潜水方法もあります。

フリーフローヘルメットでは首下までをすっぽり覆う大きなヘルメットを被り、水上から中に空気を供給します。

最近では、レクリエーション用に改良され「シーウォーカー」などとして再登場し、日本の沖縄などで人気のアクティビティとなっています。

シーウォーカー
シーウォーカー / Credit:ja.wikipedia

子供の頃、逆さにしたバケツや洗面器などを被ってお風呂に潜り、水中で呼吸してみたり、ストローを使って忍者のように水中で呼吸してみたりといった遊びをしたことがある人もいるのではないでしょうか。

そんな遊びを試した人は、この方法で海底まで行けるのだろうか? と考えたことがあるかもしれませんが、実際この方法は人類の歴史の中で試されていて、実用化されていたようです。

今はダイビングというとスキューバダイビングの機材を使って海に潜るのが一般的ですが、潜水鐘のようなアナログな方法で海を散歩するのもまた違った魅力がありそうですね。

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