「真実性の錯覚」が起きるメカニズムとは?
研究者によると、「真実性の錯覚」が起こるメカニズムには、情報の「処理流暢性(processing fluency)」が大きく関わっていると話します。
処理流暢性とは、ある情報が脳内で処理される際のスピードや容易さを示します。
脳内での処理が簡単な情報ほど、そうでない情報に比べて理解されやすく、記憶もされやすいので、私たちの脳はその情報を「親しみやすい」「正しい」と感じやすくなるのです。
要するに、何度も繰り返し聞いた情報は処理がスムーズになるので、脳が「この情報はよく知っているから正しそうだ」と誤って判断する要因となります。

今回の研究は、科学的に正しい情報を人々に広める上で、「真実性の錯覚」が応用できることを示していますが、他方で使い方次第では悪用もできてしまう可能性があります。
例えば、政治的な主張や自然災害時の情報など、誤った言説を何度も繰り返し発信していると、人々がそれを信じ込んで、間違った行動を取ってしまいかねません。
特に自然災害時の場合は、そうした行動が命の危険につながる恐れがあります。
私たちは繰り返される情報を無意識に信じやすくなっているので、一度自分で調べてみることが重要になるでしょう。
一日数時間はパソコンで色々な情報を検索しますが,あまりにも多くの情報があるので何を信じてよいのかわからなくなります。
ところで,科学的に正しいとされる地球温暖化に関して,人為的な影響は多少はあると思いますが,それだけでは縄文時代の温暖化はなぜ起きたのか科学的に説明できていません。
逆に「温暖化の原因は人為的なものである」と断言できる根拠はどこにあるのでしょうか?
例えば,大気中の水蒸気が多いと気温が上昇するという理論があります。水蒸気は太陽の熱を吸収し、大気中に熱を閉じ込めるので,水蒸気の濃度が高いほど,この効果が強まり,海面や地表面の気温が上昇するとさらに水の蒸発が増えて気温が上昇するというイタチごっこになるそうです。気温が上がれば上がるほど、水蒸気が増えてさらに高温になるという,最近の蒸し暑い夏の現象をよく説明しています。
これが,一度自分で調べてみて一番納得できた情報です。