画像
アーリャン・シュクラさん/ Credit: commons.wikimedia
mathematics

【人間計算機】14歳のインド人少年が1日で6つの「暗算の世界記録」を更新! (2/2)

2025.02.21 21:00:04 Friday

前ページ電卓より速い暗算!驚異の記録更新

<

1

2

>

ヨガで集中力を高めている?

シュクラの驚異的な計算能力の秘密は、日々の練習と独自の習慣にあります。

彼は毎日5〜6時間、数学の練習を行っており、幼少期から計算に親しんできました。

母親によれば、シュクラは6歳のときに暗算の練習を始め、その才能がすぐに明らかになったそうです。

また、彼は単なる数学のトレーニングだけでなく、サハジャ・ヨガと呼ばれる瞑想も実践しています。

シュクラは「ヨガが私を落ち着かせ、集中力を高めてくれる」と語り、計算の正確性とスピードを支える重要な要素になっていることを明かしました。

また彼の父親は「私たちはいたって普通の家族です。アーリャンは十億人に一人の存在ですが、家族が特別な数学の才能を持っているわけではありません」と話しています。

つまり、シュクラの才能は生まれつきではなく、環境と努力の積み重ねによって生まれたものだというのです。

画像
Credit: canva

シュクラの偉業は、単なる個人の才能の証明にとどまりません。

彼のような暗算の達人の存在は、数学教育や脳の研究にも影響を与えています。

現代では、多くの人が計算機に頼りがちですが、シュクラのような能力は「脳の可塑性」、つまり脳が学習によって変化し成長する可能性を示唆しています。

数学の能力は生まれつきの才能も関係してきますが、適切なトレーニングと習慣によって向上することができるのです。

<

1

2

>

【人間計算機】14歳のインド人少年が1日で6つの「暗算の世界記録」を更新! (2/2)のコメント

けいちんだかおう

私も数学が好きですが、概算は早くできるかもしれません。

ゲスト

フラッシュ暗算3桁15個1.61秒の記録の方がすごいと思う

松の木

日本では、珠算の得意な人が、ソロバンを頭の中にイメージするということを仰います。どういう風にイメージするのか、自分にはさっぱりわかりませんが。珠算の得意な人の暗算の仕方ですが、だれかが数字を読んでくれるのを聴いて計算する場合と、書かれた数字を目で追って計算する場合の二つの方式があります。
そして、人によっては、右手の指でソロバン玉をはじいているような動きを見せる人と、そういうことはしない人がいます。
なお、ソロバンを基礎とした暗算ですが、足し算も引き算も、掛け算も割り算もできると思います。ソロバンには、平方解の解法もありますから、暗算でも、立方解はできると思います(立方解はわからない)。

   ***

さて、今回の動画の驚異的な計算の実演ですが、両手の手首から先を激しく動かしています。これは、インド人の指数字に関係あるのでしょうか。
 いろいろな動画では、指数字は、数を数えていく場合とかに使いますが、計算に使うことを説明しているものには、私は出会ったことがありません。
指数字との関係について、関係があるのかないのか含め知りたいですね。

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

0 / 1000

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

数学のニュースmathematics news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!