「感謝」と「許す」気持ちが孤独のネガティブな影響を和らげる
研究結果によると、「感謝」と「許す」気持ちが孤独感によるネガティブな影響を抑えると分かりました。
まず、感謝の気持ちを持つことで、パートナーの行動をよりポジティブに解釈しやすくなると判明しました。
例えば、忙しくて会話が減ったとしても、「相手は自分を愛してくれている。仕事が大変だけど頑張ってくれている」と考えることで、不安や孤独感が軽減されるのです。
また、相手に対して許す態度を持つことで、小さな衝突が大きな問題に発展するのを防ぐことができます。
例えば、パートナーが約束を忘れてしまった場合でも、「悪気はなかったはずだ」と考えることで、感情的な対立を避けることができます。

これらの寛容な態度が、孤独感による悪影響を防ぐのに役立つのです。
言い換えるなら、もし二人で生活しているのに孤独感で辛いなら、パートナーへの感謝や許す気持ちが足りていない可能性があるということです。
一方で、この研究では感謝や許す気持ちが「性関係の調和」への悪影響を軽減するという証拠は得られませんでした。
お互いに感謝し、許し合っているとしても、性関係において冷めた状態が続くことはあるようです。
研究チームはこの結果を当然のこととし、「性関係を改善したいなら、セラピーやパートナー同士の親密な会話を意識するなど、さらなる努力が必要」だと述べています。
結婚生活において、孤独感を完全になくすことは難しいかもしれません。
しかし、感謝と許しを意識的に実践することで、孤独感が結婚満足度に与えるネガティブな影響を抑えることができます。
もしあなたが二人で住んでいるのに孤独を感じているなら、まずはパートナーに感謝の気持ちを伝え、許す態度を持つことから始めてみてはいかがでしょうか。
まず、感謝や許す気持ちに値する人間関係であることが前提ですよね。
そもそも、わざとする感謝や許しは、無理があったり演技になってしまう気がします。
それがない関係でなぜ一緒に住んでいるのかということをよく考えるべき段階ですね。
そういう意味ではこういう問が出てしまう時点でそのカップルには別れる以外の選択肢は残っていない気がしますね。
それはあなた自身が許すという態度においてそのような考えを持って接しているからではないですか?