世界初、「人工心臓で退院した男性」が命を繋ぎとめる
この度、BiVACOR社のチタン製人工心臓を移植されたオーストラリア人男性が、手術後100日以上の経過観察を経て、ついに病院を退院しました。
このニュースは世界中の医療関係者の関心を集めています。

もともとこの男性は、末期の心不全を患っており、10mも歩けば息切れする状態でした。
しかし、2024年11月、BiVACORの人工心臓が移植されたことにより、驚くべき回復を見せました。
2025年2月には、この装置を付けて退院した世界で初めての人物となりました。
彼は退院後も定期的な検査を受けながら、人工心臓によって普段どおりの生活を送ることができました。
そして2025年3月8日、人間のドナーが見つかり、彼のチタン製の心臓は、本物の心臓と交換されました。
この男性はドナーを待つ間、チタン製の心臓移植によって自らの命を保たせることができたのです。
医師たちは「人工心臓によるつなぎがなければ、患者はドナーが見つかるまでもたなかっただろう」と述べています。
今回の事例は、「金属製の人工心臓を本物と一時的に置き換える」ことが可能であることを示しています。
今後の進展によっては、「永久に置き換える」ことが可能になるかもしれません。
この装置はまだ試験段階にあるため、一般使用は認められていません。
それでもこのニュースは、世界中でドナーを待つ患者たちに希望を届けるものとなりました。
タイタンの心臓
ついにここまで来ましたねピカード艦長