なぜ独り身だと認知症リスクが下がるのか?
では、なぜ未婚や離婚の人たちの方が認知症リスクが低いのでしょうか?
この点について、チームはまだ明確な答えを見つけておらず、慎重な姿勢をとっています。
それでもいくつかの可能性を提示しています。
仮説のひとつは「結婚の質の悪さが逆に脳の健康を阻害している」という可能性です。
世間でもよく言われるように、結婚当初は仲睦まじかった夫婦も、年月を経るにつれて話すことも、どこかへ一緒に出かけることもなくなって、仲が冷めてしまうことがあります。
そうなると、互いの存在が慢性的なストレスとなって、認知機能を下げてしまうと考えられるのです。

もうひとつの仮説は「未婚者の方が友人関係や地域とのつながりが豊か」という可能性です。
これまでの調査で、独り身の高齢者は家庭や親戚などの狭い人間関係に縛られず、友人や地域とのつながりを重視して、より広い社会的ネットワークを築いている傾向があることが指摘されてきました。
そうした多様な人間関係が脳への刺激となり、認知的な健康を高めている可能性があるのです。
しかし、これらはまだ仮説の域を出ていないため、今後の調査が必要でしょう。
それでも今回の研究結果は「独り身は不健康」という従来の価値観に見直しを迫るものです。
もちろん、結婚の有無だけで健康や幸福が決まるわけではありませんし、結婚しているからといって認知症リスクが高まるわけでは決してありません。
しかし未婚や離婚、死別といったライフスタイルの多様化が進む今、「独り身でも健やかに年を重ねられる」ことを示す科学的証拠が増えてきたことは、多くの人にとって安心材料になるのではないでしょうか。
生活が極度に安定している人は認知症になりやすいですよ
厳しい環境にいる人で認知症になる人は見たことがない
ストレスが強すぎて何も考えないようにするのはやばいですが
多少のストレスは刺激になると思います
そりゃ結婚は人生の墓場ですからね。
墓場に入った死体に認知機能とかいらないってことですよ。
ボケてる場合じゃねえ!という危機感が働くのかしら・・・
やったね!