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Credit: Caltech – Exploring Space with AI(2025)
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天才高校生が自作のAIで「未知の天体150万個」を大量発見! (2/2)

2025.04.14 20:00:45 Monday

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未知の天体を150万個も発見

VARnetは、光度曲線と呼ばれる「星の明るさの時間変化」を高速で解析し、特徴的な変動パターンをAIが自動で分類できるように設計されています。

特徴的なのは、従来の天文学的手法よりもはるかに高速で、1天体あたり平均52マイクロ秒(0.000052秒)で解析できるという点です。

パズさんはこのAIをNEOWISEの実データに適用し、従来は見落とされていた未知の変光天体150万個を発見することに成功しました。

その中には、既存のカタログには載っていない連星系や超新星候補、さらには銀河の中心にある活動的なブラックホール(活動銀河核:AGN)なども含まれていました。

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最優秀賞を受賞したパズさん/ Credit: Caltech – Exploring Space with AI(2025)

また、彼のAIはただの発見にとどまらず、すでに知られていた変光星も正確に検出できることが確認されており、信頼性の面でも高い評価を受けています。

この成果は、NEOWISEのデータすべてを用いた「全天変光天体カタログ」の作成へとつながるものであり、今後の天文学研究にとって画期的な一歩となるでしょう。

また「このモデルは天文学だけでなく、時間的に変化するあらゆる現象の解析に応用できる」と彼は語ります。

その応用例として、株式市場のチャート解析や大気汚染のモニタリングなどにも展開が期待されています。

パズさんは現在、まだ高校に通いながらも、パズ氏はカリフォルニア工科大学の職員として働いているとのことです。

今回の研究は「高校生が自作のAIで宇宙を解析し、未知の天体を大量発見する」という映画のような話が、現実になった例です。

天文学、AI、教育の可能性が見事に融合したこの成果は、科学への情熱と学びの力が世界を動かすことを教えてくれます。

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天才高校生が自作のAIで「未知の天体150万個」を大量発見! (2/2)のコメント

ゲスト

自作のAIとは
既存のをカスタムしたのか
言葉通りなのか

どっちにしろ、知りたい情報だ

せな

2ページ目後半、「パズさんは現在、まだ高校に通いながらも、パズ氏はカリフォルニア工科大学の職員として働いているとのことです。」
主語が冗長しており、「さん」と「氏」が統一されてません。
投稿に際する校正スキームどうなってるんでしょうか(笑)。

    ゲスト

    原文だと”Now, while he finishes high school, Paz is a Caltech employee.”となっているところを翻訳したものですね。一高校生であるパズさんと、(高校生でありながら)既に大学の職員として働いているという二面性を強調する文章なので、翻訳もその様になっていると思われます。
    原文も確認せずに文句言うのはどうなんでしょうか(笑)。

アルファ

>機械学習や波形解析、さらには高速なフーリエ変換などの高度な技術を独学で学び、AIに取り入れました

彼の技術力と数学の知識があれば、CNN、RNNとかを独自で構築できても不思議ではない(活性化関数やその他調整も含む)
ただしTensorFlowのような既存フレームワークを使えば楽だろうが
彼がそれを使ったかどうかは不明

ゲスト

すごいな…ガチの天才だ

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