「覚えやすい声」と「忘れやすい声」があった!
今回の研究では、アメリカ英語話者の音声クリップを収録した大規模データベース「TIMITコーパス」が使用されました。
この中から選ばれた多数の音声クリップを3,000人以上のオンライン参加者に聴かせ、記憶課題に取り組んでもらいました。
具体的に説明すると、参加者は次々に流れる短い音声クリップを聴き、以前に聴いたことのある声を認識したらキーボードのキーを押す、というシンプルなタスクです。
その結果、驚くべきことに、誰が聞いても「覚えやすい声」と「忘れやすい声」が一貫して存在することが分かりました。
個々人の過去の経験や集中力の状態にかかわらず、覚える声・忘れる声には大きな一貫性があったのです。

チームは各声クリップについて、ピッチ(基本周波数)、音量、テンポ、母音の発音パターンといった音響的特徴、さらには方言やパーソナリティ特性(別途実験で主観評価されたもの)を数十項目にわたり測定しました。
これらの特徴を統合したコンピューターモデルを作成したところ、モデルは声の記憶に残りやすさをかなりの精度で予測できることが明らかになりました。
特に、声のピッチが高く、音量が大きい声は記憶に残りやすい傾向があることが示されています。
反対に、声の高さが低かったり、音量が小さかったり、テンポが遅く、発音がはっきりしていないなどの特徴を持つ声は、忘れられやすかったようです。
この結果は、視覚刺激だけでなく、聴覚刺激にも”本質的な記憶に残りやすさ”が存在するという新たな理解をもたらしました。
単なる個人差や感情、話の内容の問題ではなく、声そのものに普遍的な特徴があったのです。
今回の研究成果は、バーチャルアシスタント、ポッドキャスト、オーディオブックなどをより印象深くするための設計に応用できる可能性があります。
さらに将来的には、記憶障害を持つ人々を支援するために、特別に設計された音声コンテンツやナビゲーション支援が開発されるかもしれません。
低音な方が渋くてかっこいいから記憶に残るかなと思ったけど、たしかにスネイプ先生やスネークは「かっこいい」印象あるもののセリフ出てこないですね。逆にハリーやメイ・リンはたしかに記憶に残るかも!
納得しました。
高齢者と関わることが多く、その中で『顔も名前も覚えて無いけど、その声は覚えてる』と言われることが度々あって。
低くてゆっくりで声小さいって死にかけの老人だわな。
確かにどーでもいい。
高くて大きいのは子供の声だよね。
だからうるさく感じるのか。
実際うるさいけど。
たしかに興味深い考察だ
ずんだもんの声は耳に残る
先の丸いものとナイフを手に押し付けたらどちらが痛いか判明しました!みたいな内容に見える。
論理的に説明はできないけどそんな感じ。
当たり前のことを検証したら、ちゃんとその通りだったwまあ検証は大切ですからね
コミュニケーションにおいて声質が大事なのは現代も昔も変わらない
もちろんボディランゲージや内容も大事だけど、日常会話では声質が与える影響が大きい
今回のような研究が社会全体に知れ渡れば、音量が小さかったり、テンポが遅く、発音がはっきりしていない声でしか話せない人(病気や精神的な理由で難しい人もいるが、そうではなくできるはずなのにやらない人たち)が減るかもしれない
動物の警戒してる時の鳴き声高いし、そういうのとも関係があるのかも。あと、よそ行きの声が高いこととも関係ありそう。
最近高い音は聴こえないんだ
心地よい声の女に今も未練ある男に
いらつきながらカラオケ喫茶
通ってます。やっぱり女は
高くて透明な声が心に残るんですね
くやしい!悲しい…♬
心地よい声の女に今も未練ある男に
依存しています。
やっぱり女は高音で透明感あるほうが心に残るんですね。くやしい!
悲しい…
単に聞き取りやすさだけの問題に思える。
声はある程度高めのほうが周波数が聞き取りやすい帯域に多くの音が集中するから。
聞き取りやすい低音ボイスと、ききとりにくい高音ボイスなら結果は逆転するはず。
ゆっくりで低めの声質の方にまた何度も会いたくなるのは、記憶に残したかったからだったのね。
子ども向けの動画は奇声のような高さで作られているのが多い。そういう計算で作られてたのね
テンポが遅いに関しては、リズミカルにするだけでまた印象が変わる気がする
記憶に残る声と心地よい声は違う、ということが伝わってきた
つまりミッキーマウスはめっちゃ覚えやすいってことか。
これからミッキーマウスの声で喋らせていただきます。 ありがとうございます。
忘れられやすい声は、すなわち石破さんですね
大島てる氏のことがどうにも苦手なんだよね。右耳から左耳へと素通りしてしまう感じというか、とにかく内容が少しも理解できないうちに話が終わってしまうの。ずっと不思議だった。けど「声の高さが低かったり、音量が小さかったり、テンポが遅く、発音がはっきりしていないなどの特徴を持つ声は、忘れられやすかったようです」なんだねえ。なるほど! 解決にはならないけど、苦手な理由がわかってすっきりはした。