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あの玩具で作られたF1マシン / Credit: LEGO Group
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「40万個の部品」で作られたF1マシンがサーキットを走る【開発2万2000時間】 (2/2)

2025.05.09 11:30:36 Friday

前ページ1台あたり40万個のレゴでF1マシンを作るという挑戦

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F1ドライバーがハンドルを握る「レゴF1カー」10台が観客の前を走る

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レゴなのに走るのか? / Credit: LEGO Group

実物大とは言っても、レゴ製。

果たしてちゃんと走るのか?という疑問に対し、このマシンは堂々と答えてみせました。

完成したレゴF1カーの重量はおよそ1,500kg、そのうち1,000kgはレゴブロックです

そして驚くべきことに、最高時速20kmで自走可能な機構を内蔵しています。

これは展示用模型ではなく、実際に人を乗せて走行する「機能を持った乗り物」として設計されているのです。

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10台のレゴF1カーがサーキットを走る / Credit: LEGO Group

2025年5月4日、マイアミGPのドライバーズパレードでは、このマシンが本番の舞台に登場。

F1ドライバーたちがレゴ製マシンに乗って観客席前を走行し、拍手と歓声に包まれました。

10台のレゴF1カーが同時に走るという、まるでのような光景でしたが、すべてが事実です。

複数のF1ドライバーたちが同時にレゴカーのハンドルを握ったことも初めてであり、観客だけでなく、F1関係者やメディアからも「これまでにない演出」として大きな反響を呼びました。

また単にレゴを並べたのではなく、チームごとのロゴや色までを忠実に再現していたことで、その完成度の高さが大いに評価されました。

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マイアミ以外でもレゴF1カーが走るかも! / Credit: LEGO Group

このプロジェクトはマイアミだけにとどまらず、今後もF1シーズン中の別会場で展示や走行が予定されているとの発表もありました。

まさにレゴとF1の“動く広告塔”といった存在になりつつあります。

そして何より、この取り組みは「レゴは子どもの玩具にとどまらない」という新たな価値を世界に示しました。

技術の象徴であるF1の舞台に、創造性の象徴であるレゴが登場することで、誰もが“遊び”と“ものづくり”の可能性を再発見したのです。

ひとつの玩具から生まれた、世界最高峰の舞台でのパフォーマンス——それはまさに、遊び心と技術が融合した奇跡の瞬間でした。

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