・今年の世界的猛暑は、科学者らによって正しく予想されていたもの
・その予想によれば、この異常気象は2022年まで「4年間」続く
・科学者らは “Procast” と呼ばれる信頼性の高い新技術を用いて未来の天候を予測していた
本当に暑い今年の夏。無事に乗り切れるかどうか不安を感じているこのタイミングで、科学者が恐ろしいことを言い始めました。なんとこのような世界的猛暑が「少なくとも4年間」は続くというのです。
https://www.nature.com/articles/s41467-018-05442-8
研究者たちは、2018-2022における地熱と海水温が「異常に」高くなることを予想していますが、この研究は、今年の夏の熱波が世界中の温度を引き上げる前から実施されていたものです。すなわち、今年の記録的猛暑は科学者らによって正しく予想されていたことになります。
“Procast(Probabilistic forecast)” と称される新技術により予測された今回の猛暑。その技術のもとでは、過去の天候変化についての情報が集められ、未来における天候の移り変わりの可能性が計算できるようになりました。
また、“Procast” を用いた過去を遡ってのテストでは、地球温暖化が「中断」した1998-2013の気候についても正確に予想することにも成功。その精度の高さが証明された形となります。
今年の夏の暑さがあと3年も続くと考えたらゾッとしますが、どうやらその予測の信頼度もなかなか高い様子。また、海水温の上昇は台風などの熱帯低気圧を発達させる要因にもなります。東京オリンピックを2年後に控える我が国においては、不安にならざるを得ないニュースとなってしまいました。
via: independent / translated & text by なかしー