考古学×遺伝学が塗り替える農業史

今回のゲノム解析によって、アズキの起源に関する長年の謎が解明されました。
従来定説だった「大陸から伝わった作物」というイメージは覆り、アズキはれっきとした「日本生まれの作物」である可能性が極めて高くなったのです。
この発見は、日本の縄文時代の人々が想像以上に植物の栽培・改良を行っていたことを示唆しています。
縄文人は狩猟採集だけでなく、小さな赤い豆をコツコツ育て上げていたのかもしれない──そう考えると、私たちが普段食べている餡子やお赤飯にも歴史を感じずにはいられません。
また、本研究は考古学と遺伝学の橋渡しとなる成果でもあります。
考古学者たちが提示していた「縄文時代の日本でアズキが栽培化された可能性」という仮説に対し、ゲノムデータという異なるアプローチから強力な裏付けが得られました。
このように異分野の知見が合流することで、過去の人類と作物の関わりに新たな光が当てられています。
研究の応用面にも注目です。
今回の研究では700近いアズキやその野生種のゲノム情報が得られましたが、これは今後の品種改良や農業研究にとって貴重な財産になります。
例えば野生アズキが持つ多様な遺伝子の中には、耐寒性や耐塩性、病害虫抵抗性など有用な形質が眠れている可能性があります。
作物の起源地や進化の歴史を解き明かすことは、現在利用されていない遺伝資源(遺伝子)の活用につながるのです。
研究チームも「アズキで得られた知見は他の作物にも応用でき、未活用の有用遺伝子の活用が進むことが期待される」と述べています。
今回明らかになったアズキの「日本生まれ」の物語は、過去を解明するだけでなく、未来の農業と食卓にも新たな可能性をもたらしてくれるでしょう。
結構味にクセのある食べ物だと思うのですけど、口にあったのかな…。
あんこ愛好家として実に興味深い読み物でした…。
農生研の者がオイラの近くにも採種に来ていた。研究計画があったんだろう。
今まで赤飯の起源は赤米だとかまことしやかに云われていましたが、最初から小豆が使われていた可能性が出てきましたね。
当時の人たちはどんな風にあずき調理してたんだろ
アクチノイドとは、光の、光源であり、小豆の、小豆とは、ナソロジーの、所以の、炎である。以上。これが、ナットーキナーゼと、アクチノイドと、言う。以上。セキュリティーは?
あずきは身近な食品ですが、外国の方々からは特異に感じるようです。特に豆に甘味を付ける食品は珍しいと感じるらしく、サプライズとなるようです。砂糖が普及したのは江戸時代ですが、以前は塩味で食べていたのでしようか?
縄文時代から栽培され食されてきたことは意外です。おはぎ羊羹大福のル−ツですね
私の地元の1000年以上前から続くお祭りでは塩餡のあんこ餅が撒かれます。
昔は塩餡だったのでしょうね。
小豆は赤いから何か祭事に使われてたのかなぁ、鳥居が赤いのも…
鳥居は水銀を朱砂(すさ)って読んでてね、採った場所を把握する意味も込めて朱塗りにしたのよ
あとは鉄とか。
狩猟の縄文時代、農耕の弥生時代って切り分けが様変わりするかもしれないのか
おもしろいな〜
小豆🫘を多く作ってる所に住んでる者として 興味深い内容でした。小豆は栄養的にスーパーフーズとされてます。
これからも 伝えていきたい食物ですね。
米も調べてほしいな〜