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蚊サイズのドローンが中国で開発される / Credit:(左)Canva、(右)NUDT
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中国で「蚊サイズ」のドローンが開発される!スパイ活動で利用か (2/2)

2025.07.07 11:30:15 Monday

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蚊サイズのドローンが抱える課題!?スパイドローンがもたらす波紋

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もし蚊サイズのドローンが実用化されるなら、スパイ活動は容易になる / Credit:Canva

蚊サイズのドローンが実際の場面でどのように利用できるか考慮してみましょう。

まず考えられるのが、これまで以上に偵察・監視ミッションが容易になるということです。

都市部や建物内部、密林や洞窟など、従来のドローンでは侵入が難しかった場所でも、蚊サイズであれば無理なく入り込むことができます。

また、音も極めて小さいとされ、対象に気付かれずに任務を達成できるはずです。

さらに、仮にこの技術が一般にも転用されれば、救助活動や災害時の捜索活動に大きく貢献できるかもしれません。

崩壊した建物の隙間に入り込んで生存者の小さな声や呼吸の音を拾ったり、微弱な体温を検知したりできれば、まさに「命を救う蚊」となる可能性もあります。

とはいえ、私たちが感じているように、現段階では実用化に向けた課題が多く残されています。

今回の発表を受けて、海外の軍事専門家は「このサイズでは通信・電源・制御の面で実用性には限界がある」とコメントしています。

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最新の軍事小型ドローン「ブラックホーネット4」 / Credit:Teledyne FLIR

「ブラックホーネット」などの既存の小型ドローンと比較しても、今回のドローンは実用段階にはまだ至っていないとの冷静な見方も存在します。

NUDTの蚊サイズのドローンにカメラやマイク、センサー、バッテリーを搭載し、スパイ活動で要求される飛行時間を達成できるかも疑問です。

さらに風や空調による飛行への影響など、技術的な制約は決して少なくありません。

また、一般市民の間では「監視社会の加速」や「プライバシーの侵害」への懸念も噴出。

SNS上では「もうどこで誰が見ているかわからない」「部屋にいる蚊がドローンかもしれないなんて怖すぎる」といった声が多く見られました。

今後、こうしたマイクロドローンの利用には国際的なルールや規制が必要になると、多くの専門家が指摘しています。

もしかしたら、これから先、「夏にぷーんと飛んでくる蚊が実はスパイドローンだった」なんてことが本当にあるのかもしれません。

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中国で「蚊サイズ」のドローンが開発される!スパイ活動で利用か (2/2)のコメント

ゲスト

暗殺とかで重宝しそう

ゲスト

ぷーんと飛んでる子は血は吸うわ、マラリア原虫とかプレゼントしてくれるわ、刺されたところ痒いわ腫れるわしますから、ドローンのほうがだいぶマシに感じる恐怖。

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