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玩具と称した拳銃が日本で流通する / Credit:警視庁
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玩具と称した「拳銃」が日本の商業施設などで1万5000丁流通【緊急回収】 (2/2)

2025.08.14 22:00:48 Thursday

前ページおもちゃとして流通していた「本物の銃」

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違法拳銃と知らずに所持?問われるネット通販と輸入制度

今回のケースでは、多くの人が「本物の拳銃を買った」という意識なしに所持していた可能性があります。

そして、これまでにも把握されている玩具拳銃は16種類でしたが、2025年7月に新たな1種類が追加されたことになります。

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把握されている玩具拳銃 / Credit:警視庁

該当する拳銃の多くは中国や東南アジア製で、海外通販サイトを通じて簡単に入手可能だったとされます。

このような商品が税関を通過し、日本国内で流通してしまう背景には、海外からの個人輸入や転売に対するチェック体制の甘さがあると指摘されています。

また、ネット通販では販売元の所在が不明瞭なことも多く、違法な商品を特定・排除することが困難になっているのが現状です。

玩具拳銃の中には、実際に「火薬入りの弾丸」を使用し、標的に向けて発射できるだけの威力がある個体もあるそう。

「至近距離であれば人命に関わる重大な傷害を与える可能性も否定できない」との意見も見られます。

当然、このような玩具拳銃が犯罪に利用される恐れもあります。

玩具に見えるからといって、安全であるとは限りません。

今回の事例から学べるのは、消費者自身が「武器になりうる商品」への認識を高めなければいけない、という教訓です。

警察庁は引き続き、該当する玩具拳銃の発見・回収に向けて情報提供を呼びかけています。

あなたの家にある「なんとなく買った玩具」。

それが本当に“玩具”かどうか、今一度確かめてみる必要があるのかもしれません。

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玩具と称した「拳銃」が日本の商業施設などで1万5000丁流通【緊急回収】 (2/2)のコメント

COMPASS

なにこれこわっ

ゲスト

撃発後に本体が破損しても法的に関係ないのは、発射できるか、にこそ意味があるからですね。
撃った人間がどうなろうと、発射できることが問題。
そも他人を害そうとした人間なんぞ、怪我しようが命落とそうがどうでもいいし。

ゲスト

実際に弾入れて撃ったら内部で爆発して事故に繋がる 薬莢の爆発に対してプラでは耐えられないから
ただこれはそんなことは関係なく、機構が銃と同じで実弾を発射できるプロセスが通っているから銃刀法に違反してる
3Dプリントで作ったピストルが法に触れるのと一緒で、さらにプラなら型を取って金属に置き換えられる危険性もある しかも記事の中では薬莢弾丸に耐えうる商品もあるらしくまさにそのまま銃を売ってることになり驚き
「海外で製造」と最初出てたがやっぱり中国製だった

Nuxis

こんなもの日本以外どこの国でもオモチャです。日本警察のローカルルールに引っかかっているだけ。実包装塡して激発できる可能性の有無を厳密に判定しているだけで、やったら一発で壊れるから人殺そうと思ったら銃口を押し付けて抜弾頭力の乾坤一擲、気合いでコロスしかないでしょう。さて、今ではほとんどの人が知らないようですが、終戦までは簡単な許可を取るだけで民間人も拳銃持てたんですよ。戦前の雑誌に「米國製コルト型拳銃入荷・○○銃砲店」なんていう広告が載ってたりしました。戦後撃たれたくないGHQが銃狩りさせて以来民間人の拳銃厳禁が戦後社会のデフォルトになっちゃったんですね。それでも猟銃は無許可で所持できたんですが、さすがにそれでは猟銃使った犯罪が増え、その度に規制強化され、ついついやりすぎてハンター激減、警察は銃犯罪より熊をドースルの事態となってしまった次第です。ただし世界を見ると許可の有無は別として民間人が拳銃持てる国はざらにあるのが現実です。そういう国はオリンピックのピストル射撃に民間人がエントリーしています。アマチュア競技の祭典なんだから当然の事です。然るに日本だけは実質的に警察官自衛官だけしかエントリーできません。警察官自衛官は言わばプロのガンマンですから、どこがアマチュア競技の祭典だってことになっちゃいます。なので日本はオリンピックのピストル競技だけは辞退すべきだと思います。話はずれちゃいましたが、日本人からあまりにも武器に対する感覚が無くなってしまい、海外旅行に行っては昨今のフィリピンのようによく撃たれ、テレビ界隈では軍事知識抜きで海外情勢を語るマスコミが跋扈するようになってしまったわけですね。

Nuxis

消費者自身が「武器になりうる商品」への認識を高めなければいけない…とありましたが、武器となりうる物品など身の回りに溢れています。以前、日本のメーカーがロシアに工場を作った時、プーチン大統領を招いて工事の鍬入れ式を行いました。その時儀式用のスコップを持ち込もうとしたら、ロシア側に拒絶されました。メーカー側も日本大使館の関係者も、その理由を計りかねたのですが、ロシアにはシステマという武術があり、特殊部隊が使うコマンドシステマの使い手はスコップ一つで数人を瞬殺すると言われています。陸自のミリタリーアタッシェに聞いていれば教えてくれたでしょうけど(笑)。日本の古武道もそうですが、身近なものを武器にするという技術体系が存在する以上、上記のような表現は無意味です。ところで町工場のフライス盤で銃など(命中率と連射性を無視すれば)簡単に作れてしまいますが、その点は如何でしょうか?

Nuxis

ところで私が子供の頃、実包を模したカートリッジにスプリングを内蔵し、プラの弾丸を押し込んでプライマーの部分をハンマーで叩くとスプリングがリリースされて弾が飛び出すというトイガンが普通に売られていました。それを今更取り締まるというのは、官僚の生真面目さというか何というか。

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