画像
超大型無人潜水艦「エクスカリバー」を地球の裏側から操作 / Credit:Royal Navy
technology

超大型無人潜水艦「エクスカリバー」を”地球の裏側”から遠隔操作することに成功 (2/2)

2025.08.20 06:30:51 Wednesday

前ページ海中ドローン時代の幕開け!超大型無人潜水艦「エクスカリバー」の実験が行われる

<

1

2

>

大型無人潜水艦を1万6000kmの遠隔操作することに成功

エクスカリバーは、2025年7月に実施された、米豪主導の多国間軍事演習「タリスマン・セイバー(Exercise Talisman Sabre)」において、イギリス南部のデボンポート基地周辺の海域をパトロールしました。

驚くべきは、エクスカリバーが地球の裏側にあるオーストラリアの指令センターから操作されたという事実です。

その距離、およそ1万6000km

ほぼ地球の裏側から、無人潜水艦を操作したというのです。

画像
地球の裏側から無人潜水艦を遠隔操作することに成功 / Credit:Royal Navy

これは、AUKUSの「Pillar II」プロジェクトの枠組みの中で初めて実施された超大型無人潜水艦(XLUUV)の国際間リアルタイム運用であり、単なる技術デモンストレーションではありません。

演習には、イギリス・アメリカ・オーストラリアをはじめとする19カ国が参加しました。

イギリス海軍のマーカス・ローズ准将は、「オーストラリアとの無人システムの相互運用性が大きく前進した」と語っています。

これらの動きは、無人兵器を単なるサポートツールではなく、戦略の主力として扱う時代へのシフトを示唆しています。

現地に人を送り込むことなく、水中で高度な作戦を展開できるというのは、海軍作戦の大きなパラダイムシフトです。

このように、「エクスカリバー」による遠隔操作成功は、人類が「深海の戦争」へと本格的に突入したことを象徴する恐ろしい出来事とも言えます。

今後、私たちが知らない海の底では、無人兵器同士の見えない戦いが繰り広げられていくのかもしれません。

<

1

2

>

超大型無人潜水艦「エクスカリバー」を”地球の裏側”から遠隔操作することに成功 (2/2)のコメント

ゲスト

肝心の通信手段が書いてない。

    ニック・ネーム

    mSub社の他の機種がRF(無線)、wifi、SATCOM(衛星通信)のトライブリッドなのでこれも同様と推測されます。

    衛星使って定期的にフローティングアンテナで通信して潜水中は自立航行とかそんな感じかしら?

ゲスト

敵に発見されないことが潜水艦の強みだと思うけど、通信してるということは発見できますよね?

    ゲスト

    うむ

ゲスト

肝心の通信手段はどういう仕組みなんだ?
衛星通信でも使ってるのか?

    ゲスト

    水の中には電波は届かないが浮上して通信したということだろうか?

ゲスト

2つの元記事にも、具体的な通信手段は記載されてないね。

    ゲスト

    海底ケーブルで英国まで繋いで、洋上から音響通信、自律航行した後は、軍艦まで移動して結果を渡すみたいなイメージなのかな。

ゲスト

外野としては通信手段は気になるがそれこそ軍事機密で公表されないだろ

    ゲスト

    先の大戦では、潜水艦通信の主流は、超長波だったので、その延長か?

戦略眼

定期的にアンテナを上げて、衛星通信だろうな。
リアルタイムコントロールは、無理だろう。

ゲスト

無線、普通の電波ではなくて重力波通信だったりして。

ゲスト

???「リモート操作か!」

ゲスト

さー、これが成功したということは何処かもマネするだろうし 打ち上げられたり、船舶事故やら起こらないこと願うわ

はもっちゃん

潜水艦から、フロート式のアンテナを出し入れして、通信するのでは?

あまのほとり

オーストラリア沿岸の基地から、低周波通信(1万メートルくらい届く)ではないだろうか?
もちろん、送出する信号には無人潜水艦の秘密鍵でしか開けられない暗号化を施し、潜水艦は信号を聞いて復号化して司令に従うだけで、応答しなければ場所はわからない。

しっぽう

通信手段が公表されてないということはそこに機密があるって事だから弱点になるってことじゃない?

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

0 / 1000

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

スマホ用品

テクノロジーのニュースtechnology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!